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第13次労働災害防止計画

 厚生労働省は、第13次労働災害防止計画を策定しました。また、次のような労働安全衛生法の改正も行われました。

1 専門職大学創設に伴う労働安全衛生法等の改正

学校教育法改正され、平成31年度より、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関として「専門職大学」「専門職短期大学」「専門職学科」などが創設されたところです。これに伴い、労働安全衛生規則についても改正され、安全管理者等となる資格や作業主任者等の受験資格などに専門職大学前期課程等を修了した者が追加されることになりました。この改正は平成31年4月から適用されます。

なお、専門職大学前期課程とは、高専と同じレベルだと考えて改正内容を見ればわかりやすい改正(高専で受験資格があれば、専門職大学前期課程も同様に受験資格が付与された。専門職大学は大学と同様)だと思われます。

また、社労士法等の国内の各種資格等についても学位要件がある場合には、同様の変更が行われるようです。

2 高気圧作業安全衛生規則の改正

平成30年2月9日、高気圧作業安全衛生規則等が改正されたところです。

一定の要件を満たせば、高圧室内業務において溶接作業ができるようになったようです。また、潜水士免許等の資格を取得できる者に、外国において潜水士免許等を受けた者に相当する資格を有していることなどの要件を満たした者に資格を付与するようです。